風越乳児院のご紹介

ごあいさつ

乳児院は、原則として乳児（１歳未満）を養育する施設ですが、実際には新生児から概ね３歳くらいまでの乳幼児を受け入れています。人生の出発点に当たるとても大切な時期のお子さんをお預かりしていますので、職員は深い愛情を持って、子どもの最善の利益実現と人権尊重に配慮しながら、未来ある子どもたちの心身の健やかな養育に努めています。
乳児院は、様々な理由により家庭での適切な養育が困難だと判断されたお子さんたちをお預かりしています。また、保護者の疾病や仕事の都合等で一時的に養育困難となったご家庭への支援策として、ショートステイ事業も実施しています。
風越乳児院では、お預かりしたお子さんたちの生命を最も尊いものとして、大切に守ってまいります。保護者や地域の皆様にも安心していただける家庭的な雰囲気の施設となりますよう職員一同懸命に努力しております。ご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

院長　前澤秀夫

乳児院の基本理念（全国乳児福祉協議会）

乳児院の責務は、子どもの生命と人権を守り子どもたちが日々心豊かにかつ健やかに成長するよう、またその保護者が子どもたちによりよい養育環境を整えられるよう支援することです。
私たちはこのことを深く認識し、子育て支援に対する社会からの要請に応えるべく、日々自己研鑽に励み、専門性の向上をめざします。そして、子どもたちの育ちを支える生活の場として、すべての職員が心を合わせ子どもたちの幸福を実現するたるの拠りどころを次に定めています。

基本理念

私たちは、子どもたちの生命を、かげがえのない社会で最も尊いものとして大切に守ります。私たちは一人ひとりの子どもの可能性を信じ、健やかな心身の発達を支援します。

権利擁護

私たちは、児童憲章と子どもの権利条約の理念を遵守し、子どもたちの人権を尊重します。私たちは、子どもたちへのいかなる差別や虐待も許さず、また不適切なかかわりをしないよう、自らを律します。

最善の利益の追求

私たちは、こどもたちによりそい、その思いを代弁するよう努めるとともに、一人ひとりの子どもの最善の利益を追求します。

養育支援

私たちは、一人ひとりがその子らしく生きていけるよう、保護者や里親とともに、子どもたちの育ちを支えます。

家庭への支援

私たちは、関係機関と恊働し、家庭機能の回復を援助するとともに、保護者や里親と子どもたちを継続的に支援します。

社会的使命の遂行

私たちは、関係機関と恊働し、地域の子育て支援や社会貢献に努めます。

風越乳児院の概要

運営主体

社会福祉法人飯田風越福祉会（長野県飯田市丸山4丁目7490-3）

法人役員

理事6名　監事2名　評議員8名

運営施設

［乳児院］風越乳児院・定員10名、［児童養護施設］風越寮・定員30名

沿革

昭和29年（1954）10月　　安達乳児預かり所開設（定員8名、市内吾妻町）
昭和50年（1975） 4月　　社会福祉法人飯田風越福祉会傘下（風越乳児預かり所）
昭和55年（1980） 4月　　風越乳児院（定員10名）
昭和56年（1981） 3月　　施設本体建物新設
平成 9年（1997） 2月　　風越乳児院創立20周年記念式典
平成14年（2002） 1月　　地域子育て支援施設増築
平成20年（2008） 3月　　観察室・診察病室改修、事務室増設
平成28年（2016） 1月　　本体建物移転改築

風越乳児院の職員体制

職員総人数／26名

職　種	人数	支援内容
院長	1	運営・管理
副院長	１	入所児童の支援計画・進行管理・関係機関との連携
事務員	1	庶務・会計
看護師	3	養育・看護・生活支援
保育士・指導員	11	養育・看護・生活支援
栄養士	1	栄養献立・食育
調理員	4	調理
家庭支援専門相談員	1	家庭及び関係機関等との連絡・調整・相談等
個別対応職員	1	個別の対応が必要な児童への対応や保護者への援助
里親支援専門相談員	1	里親制度の普及や、里親委託の推進
嘱託医師	1	定期健康診断

施設の概要

［構　　造］木造平屋建て（平成28年1月建築）
［延床面積］486.14㎡
［主な部屋］りんごグループ・・・・ほふく室・食事室・キッチン・寝室・観察室・浴室
　　　　　　あおぞらグループ・・・ほふく室・食事室・キッチン・寝室・観察室・浴室
　　　　　　病室・診察室・ショートステイ室・親子生活訓練室・スタッフルーム・厨房・洗濯室

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